【司法書士が解説】余命数か月で遺言書の作成をサポートしたケース|解決事例
2024.02.14
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お客様のご状況
Aさんから奥様へ遺言により全財産を残したいというご相談です。ご家族関係は下記の通りでした。
Aさんは持病が悪化して余命数ヶ月の状況であり、出来るだけ急いで遺言公正証書を作成したいが、どう手続きしていいか分からす大変お困りのようでした。
【遺言者】
Aさん
【相続人の関係】
奥様
前妻との間の長女
前妻との間の長男
前妻との間の二女
前妻との間の三女
【財産状況】
相続財産の状況は下記のとおりです。
・ご自宅の土地建物
・賃貸物件
・預貯金
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当事務所からの提案&お手伝い
時間がないのでお話を頂いてすぐにご自宅にお伺いし、早急に当方で文案を作成して近日中に公証人に出張して頂き遺言公正証書を作成することを提案しました。
前妻との間の4人のお子様の遺留分については、調査を待っている時間はないので遺言作成を優先することを希望されましたのでその通り手続きを進めました。
数か月後にお亡くなりになり遺言に従い相続登記と預貯金の解約を済ませました。
遺留分を有する前妻との間の4人のお子様の調査を行い、今後どのように進めるか打ち合わせしたところこの手続きに関わりたくないとのことでしたので弁護士をご紹介しました。また相続税の問題もあり税理士もご紹介しました。
遺留分の問題も2、3か月で解決し、その内容で相続税の申告も行いすべての手続きを半年かからずに済ませる事が出来ました。
この記事の執筆者
いそむら司法書士事務所
代表
磯村勝
保有資格司法書士(愛知県司法書士会 認定番号:518026、会員番号:1374)
専門分野相続・不動産登記・商業登記
経歴 2006年4月ー2010年 愛知県某事務所 2006年11月 愛知県司法書士会に登録 2010年 名古屋市北区にくろかわ事務所開業 2024年1月 事務所移転に伴い、名称「いそむら司法書士事務所」に変更