【解決事例】手続きの途中で相続人が亡くなられたケース
相談者のご状況
ご相談にいらしたのは、息子様を亡くされたばかりのご高齢のお母様と、その娘様、そして娘様のご子息(お孫様)でした。突然のご不幸に見舞われた直後で、何から手をつけて良いのか分からず、不安なお気持ちでご来所されました。
相続人はお母様おひとりで、相続財産にはご自宅のほか、賃貸物件として運用されている建物、さらに地方に複数ある土地、預貯金、有価証券など、多岐にわたる資産が含まれていました。また、相続税の課税が見込まれたため、税理士との連携も必要な状況でした。
以降のやりとりは主に、お孫様とLINEで行い、スムーズな情報共有を図りました。お孫様は平日はお仕事のため、当事務所には土日にご来所されるご希望をいただき、可能な限りそのご都合に合わせて対応させていただきました。
当事務所の提案&お手伝い
初めは、お母様を相続人とする手続きのご依頼を受け、不動産や金融資産の調査、必要書類の取得、税理士との相続税シミュレーションの共有など、全面的にサポートを行いました。
しかし、手続きの途中でお母様が体調を崩され、ご逝去。相続手続は一時中断となりましたが、状況を整理した上で、あらためて娘様を相続人とする形で新たに手続きのご依頼を受けました。
これまでの調査・整理した資料を活かしつつ、不動産の名義変更、金融機関の手続き、有価証券の名義変更などを迅速に再開。お忙しいお孫様との連絡は引き続きLINEを中心に行い、ご来所は土日を調整しながら進めるなど、ご家族のご事情に最大限配慮した対応を行いました。
結果
長男様、そしてお母様と、二代にわたる相続手続きとなりましたが、初期段階からの情報整理と継続的なサポートにより、すべての手続きを円滑に完了することができました。
不動産はすべて名義変更を終え、金融資産もスムーズに解約・払戻しが完了。相続税の申告・納税も、税理士との連携により適正かつ期限内に行うことができました。
ご家族からは、「平日は仕事で動けない中、土日の対応やLINEでのやり取りがとてもありがたかった。安心して最後まで任せることができた」とのお言葉をいただきました。
